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認知症Q&A270問

1. 発症から診断まで

2. 認知症介護の注意点

3. 認知症の治療と予防

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認知症Q&A270問
2.認知症介護の注意点 食事を食べさせるとき
  1. 認知症のお年寄りに対する食卓での工夫は?
  2. 上手に食べさせる工夫は?
  3. 今すませた食事を忘れてまた要求するが
  4. 甘いものばかり欲しがる
  5. 何でも汁につけて食べる
  6. おかずを食べず、丼ものにすると食べる
  7. 際限なく食べ続ける
  8. 食事時に食べ物で遊ぶ
  9. バナナを皮ごと食べる
  10. 消しゴム、花等た食べ物でないものを食べる
  11. 食事をしようとしない
  12. 食事をよく喉に詰まらせる
  13. 食べやすい姿勢は?
  14. 冷蔵庫を勝手に開けて食べてしまうが
  15. 手づかみで食べるが
  16. 目の前のおかずしか食べないが
  17. 食事中にむせた時は?
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1. 認知症のお年寄りに対する食卓での工夫は?

食事は栄養補給の為だけではなく、一日の中で一番楽しみなものです。

楽しみの一つでもあります。ですから食卓でも高齢者に対する工夫が必要となります。(1)高齢者にふさわしい落ちついた雰囲気にする、(2)好みの食器があればそれを使用する、(3)調理は高齢者が食べ易い軟らかさ・大きさにする、(5)暖かいものや冷たいものにメリハリをつける等です。また、きざみ食や流動食が必要な時は 全部を一緒に流動にするのでは無く、サラダのトマト、きゅうりなどの素材別にペースト状にするとそのものの持つ味を楽しんで頂けまし、食欲が減退する事も少なくなるでしょう。 その方の生きてきた生活暦や時代にどんな物を食されてたか、例えば昭和時代はバナナが高級品であったので、お誕生日にはバナナをお出しするなどの工夫があるといいでしょう。また、お元気な方で、柔らかいものしか食べられない時は、入れ歯が合わない場合もあるので歯科医師に相談しましょう。

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2. 上手に食べさせる工夫は?

食事をとるという行為自体を忘れてしまっている場合は、目の前に食事を出しても食べられないことがあります。

「このさんまは美味しそうですね」など料理の説明をすると食べられる方や、最初の数口を介護者が手伝うと自分で食べれるようになる方や、目の前で一緒に食事をとると、自分も食事をとろうとされる方などさまざまですので、その方にあったケアの仕方を工夫してみましょう。

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3. 今すませた食事を忘れてまた要求するが?

「今食べた事」を説明しても、直前の“食事をした”という記憶が無くなっているのですから、理解してもらえません。

このようなときは、忘れたことを否定せず、1日分の摂取量は変えずに、1回分の摂取量を減らし、回数を増やしたり、低カロリーのものを準備したりすると良いでしょう。たとえば、ご飯の半分の量をとっておいて、おにぎりにして後で出したり、ゼリーや寒天などでおやつを作っておき、「特別に用意しました」と言ってお出しするなど満足感を得られるような工夫が必要でしょう。

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4. 甘いものばかり欲しがる

糖尿病などで医師の指示がある場合は、糖質の低いおやつなどで代用する必要がありますが、そうでなければ、飴や低カロリーのおやつなどをお出しするなど工夫するのもよいでしょう。

また、治療計画には甘いものを頂くことを前提にした食事摂取方法もありますので、医師にご相談いただいてもいいでしょう。

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5. 何でも汁につけて食べる

飲み込みが悪かったり口の中が乾燥したりして、水分を含ませた方が食べやすいという方もいますので、ご本人がそれで美味しく食べれるならば見守ってよいのではないでしょうか。

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6. おかずを食べず、丼ものにすると食べる

食が細くなり、お茶碗1杯の食事で十分と感じられているかもしれません。

また、いろんな種類のおかずをとるということ自体を忘れてしまっている場合は、目の前に1〜2種類のおかずを用意して食べてもらうなどの工夫も必要でしょう。ご本人がそれで美味しく食べれるならば見守ってよいのではないでしょうか。

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7. 際限なく食べ続ける

食べ始めるとなかなか止めないで、際限なく食べ続ける人がいます。

こうした場合は極端な食べ過ぎにならないように注意が必要です。しかし、食べている様子をよく観察すると、時間が長いだけで量はそんなに多くない事もあります。食べ過ぎないようにする為には一人分をお盆か何かに載せて出すのもよいでしょう。その場合は他の食べ物をお年寄りの手の届かない所に置くようにしましょう。

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8. 食事時に食べ物で遊ぶ

この場合は「お食事をしましょう」等とまず声をかけましょう。

食べる場合もあります。それでも食事の時に何も食べないで、食べ物で遊んでいるように見える人がいます。皿から皿へ移動して口だけ動かしている場合は食事という行為の中身が失われ、形だけが残ったもので、「仮性作業」といいます。一方、箸で食べ物をつついたりして、本当に遊んでいる場合はもっと認知症が進行していると見るべきで、箸やスプーンで口まで運んであげると食べるでしょう。 食事をする行為を忘れてしまうという認知症の症状ですので、それを理解したうえで声かけをしましょう。

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9. バナナを皮ごと食べる

バナナやみかんを皮ごと食べたり、生の材料をそのまま食べたりする人がいます。

バナナの皮も美味しい時もありますから、余裕を持って、お腹をこわす等の危険があるかどうかを考え、あまり大げさには考えなくてもよいでしょう。間違って食べた時には、その後のフォローが大切です。いきなり叱るのではなく、高齢者の面目を保つようにやさしく対応しましょう。

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10. 消しゴム、花等食べ物でないものを食べる

明らかに食べ物ではない物を食べようとする行為は「異食」といい、バナナを皮ごと食べるのとは違う危険な行為であり、注意が必要です。

このような場合には、身近に小さい物は置かないようにしてください。手の届く所にあって、口に入る大きさの物は何でも口に入れる可能性があると考えておいた方がよいでしょう。 だからと言って何もない殺風景な部屋ではなく、生活感のある今まで暮されてきた部屋にしましょう。そして見守り、的確な指示を専門医から受けましょう。


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11. 食事をしようとしない

体調不良(口の中が荒れている・入れ歯が合わない・便秘・下痢・運動不足)や、食事をとるという行為自体を忘れてしまっていることも考えられます。

また、その人にとって不快な音がしていたり、入院や施設入所などで環境が変わってしまった場合にも起こります。姿勢が崩れて体位が不安定で食事がすすまない場合もありますので原因をつきとめることが大切です。

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12. 食事をよく喉に詰まらせる

加齢に伴い、飲み込む力は衰えてきますので、肺炎や窒息には注意が必要です。

認知症の方の場合、飲み込みが悪くなっているという自覚が足らず早食いをしたり、食べる物の大きさを、自分の口の容量に合わせる事が出来ない場合もあります。詰まらせやすい食べ物、どら焼き・パン類・バナナ・饅頭などを摂取する際には水分補給をし、口腔内を湿らせるように心掛けましょう。

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13. 夕方になると荷物をまとめ、出かけようとする

高齢者が食事をする時はテーブルの高さに気をつけましょう。

その理由は誤嚥の危険性があるからです。一般的には手首をテーブルにのせた時に肘の角度が91度位になるのが食べやすい高さと言われています。また、クッション等を利用して椅子から身体がずり落ちないようにしましょう。

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14. 冷蔵庫を勝手に開けて食べてしまうが?

冷蔵庫を勝手に開けて食べる場合は、冷蔵庫の中の目立つ所に食べても構わない物を置きましょう。

また、夜間だけついたて等で冷蔵庫を隠す方法もあります。冷蔵庫に鍵をかける方法もありますが、高齢者のストレスを大きくするのであまりよい方法とはいえないでしょう。 場合によっては糖尿や肥満気味の方であれば医師と相談しましょう。

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15. 手づかみで食べるが?

高齢者によっては箸やスプーンが上手く使えなくなると、手で食べようとする人がいます。

汚いからと嫌がらず、一人分に盛り付けたり、食べやすい大きさに切る等の工夫をして手づかみでも食べられえるようにしましょう。

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16.目の前のおかずしか食べないが?

目の前のおかずしか食べない高齢者に対しては、適当な時に別の皿を手元に移動させてあげればよいでしょう。

但し、高齢者が食べている最中に皿を移動させず、その皿から注意が逸れた時に行いましょう。 麻痺側は 視野も狭くなっている場合もあるので、麻痺側でないほうに食器を配膳するなどの配慮が必要でしょう。

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17. 食事中にむせた時は?

認知症の方は食べるスピードの調整が利かない場合がありますので、見守りが必要でしょう。

また、食事中にむせたり咳をしたりするのは誤嚥のサインと考えられます。誤嚥によって肺炎を引き起こす危険もあるので、その後の体調の変化に注意しましょう。

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2.認知症の介護の注意点 下着や衣服への配慮

  1. 下着・衣服に特別な配慮が必要か
  2. 着替えは自分でする習慣をつけたほうがいいか
  3. 一人で着替えができない
  4. 何枚も重ね着し、注意しても脱がない
  5. 同じ服ばかり着る
  6. 服を脱いでしまう時は
  7. 着る順番がわからない時は
  8. お年寄りにとって着脱のしにくい服とは?
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1. 下着・衣服に特別な配慮が必要か?

加齢に伴い体温調節機能も低下してくるので、衣類の選択はより重要となってきます。

厚着することで、体をうまく動かせず、事故につながることも考えられます。また、認知症が進み、夏着や冬着などの感覚がなく、何枚も重ね着したり薄着をしたりすることもあるため、衣類への配慮はとても大切です。室温・運動能力・身体状況などを考慮して適切な衣類を選択しましょう。

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2. 着替えは自分でする習慣をつけたほうがいいか?

自分で着替えをする習慣を持っていらした方が、うまく出来ない場合は残存能力を見極める事が大切です。

その人の持っている能力を最大限に利用して、できるところから始めます。予め着脱し易いように工夫し、やさしい言葉でゆっくり声かけをして、高齢者のペースに合わせて一緒に行ないましょう。毎回行なっていると習慣を思い出す場合が多いです。

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3. 一人で着替えができない

出来る事を探して、出来る所はやっていただき、出来ない所を手伝うようにしましょう。

たとえば、着る物の選択はできない方でもボタンをかけることができれば、ボタンかけはやっていただいたり、袖を通すことしかできない方は、ボタンの無いセーターやトレーナーを選択するという配慮が必要です。

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4. 何枚も重ね着し、注意しても脱がない

認知症の高齢者が冬でも夏でも何枚も重ね着するのは単なる厚着とは違います。

服の着方がわからなかったり、寒暖の判断があいまいな事もありますが、根底には高齢者の物事に対する心配や用心深さがあります。日頃から高齢者に安心感を与えるような対応を心がけましょう。

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5. 同じ服ばかり着る

高齢者の中にはいつも同じ服ばかり着て、着替えさせようとしても他の服を着ない人がいます。

認知症の高齢者は、気に入ったものや行為は容易には変えられません。「いつもと同じ」は高齢者に安心感を与えるからでしょう。全く同じ服を数枚用意する事で着替えが可能になる事もあります。

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6. 服を脱いでしまう時は?

体が痒い等、必ず何らかの理由・原因があるはずです。

まずは、原因をつきとめるため、観察することが大切です。たとえば、その場所がお風呂だと思って脱がれる方には、お風呂場に温泉風の暖簾をかけて、場所を覚えていただいたり入浴時間を伝えるなど工夫したり、家にいる時に下着で過ごしていた方は、無理に服を着せようとせず、室温で調整するなど、その方にあった工夫が必要です。

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7. 着る順番がわからない時は?

服を着る時に、上着の上から下着を着たりする時は着る順序がわからない場合があります。

そのような時には着る順序に重ねてたたんでおいたり、声かけをしながら着る順番に渡しましょう。また、着る順序が違って不恰好な時は鏡の前に連れて行き「こうした方が似合いますよ」等と自分の姿を見せながら一緒に直してあげましょう。

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8. お年寄りにとって着脱のしにくい服とは?

手の麻痺や障害がなくても高齢者にとっては服の着脱は難しいものですが、前後ろがわからないために頭からかぶる衣類は、前後ろの区別がつかず着脱しにくいといえます。

後ろ、前とわかり易いように後ろのところに表示札に 「名前」などを書いてわかり易くしましょう。小さなボタンやファスナーも難しいようです。小さなボタンは大きめに、ファスナーはマジックテープにする等の工夫をしましょう。


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2.認知症介護の注意点 日常会話するとき

  1. 言葉がはっきりせず、何を言ってるかわからない
  2. ほとんど自分からは喋らない
  3. 一日中喋りつづけている
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1. 言葉がはっきりせず、何を言ってるかわからない

脳血管障害の後遺症で言語障害が発生することがありますが、自分では話をしたいのに上手く表現できず、焦ったりイライラして余計に発音できないことがあります。

このような時は、ゆっくり話ができる環境をつくったり、質問も簡単に答えられるような内容にしたりして、話をしたくないという気持ちにならないように配慮していく必要があります。相手の方が一生懸命話をしようという気持ちを大切にしましょう。

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2. ほとんど自分からは喋らない

言葉自体を思い出せない、体調や精神状態が不安定である、もともと話し好きではないなど原因がどこにあるか探ることが必要です。

たとえば、認知症が進んで言葉が出てこない方の場合は、お茶を勧めるときに「はい」「いいえ」で終わる会話ではなく、「緑茶にしますか、昆布茶にします、うめ茶にしますか」などと発語を促す工夫をするとよいでしょう。また、閉じこもりの生活ではなく楽しく話ができる環境を整えていくことも大切です。

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3. 一日中喋りつづけている

認知症以外の病気でこのような状態になる方もおられますので、昼夜問わず一日中しゃべり続けている方の場合は、一度専門医に相談することをお勧めします。

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