| 身体的負担を和らげるには・・・
スウェーデンの認知症高齢者福祉施設では、リフトなどのいろいろな介護補助器具が積極的に使用されています。
高齢者を車椅子やベッドからの移動など、介護時にかかる腕や腰等への身体的な負担をかけないために活用しています。つまり介護にともなう職員の労災防止です。
日本の施設や家庭では多くの介護者は女性であり、しかも背丈の低い人が多いです。最近では介護保険により福祉用具をレンタルし、在宅でもベッドを使用している家庭が多くなりました。しかし、畳の上に布団を敷いて介護している家庭もあると聞いています。
日本の介護者は、スウェーデンの職員よりも体格などの違いもあり、身体にかかる負担が大きいのです。しかし、スウェーデンのような介護補助器具を用いない理由として、「時間がかかり面倒だ」とか「いちいち補助器具を移動して室内に運ぶのが面倒だ」と説明します。
そして結局、足腰や腕への疲労が重なり、日常生活へも影響が出てきます。精神的にも身体的にも疲弊し、病気になり労災となっているのです。
精神的負担を和らげるには・・・
特に、在宅介護では身体的および精神的負担を少なくするように、努力することが必要です。少しでも負担を少なくして、楽に仕事ができるようにすることが大切です。これはもちろん介護を怠けるという意味ではありません。在宅介護をしている人たちは、日常の介護と生活に追われて、正しい介護の仕方、認知症高齢者への対応の仕方を知らない人が多いのです。介護保険をどこで申請し、どのようなサービスが受けられるのか、経費はどのくらいかなど具体的に知りたい情報の入手方法すらまだまだ分からない人たちもいます。
さらに、家庭に認知症高齢者がいることを隠したり、認知症をよく思わない親戚によるいじめなどで苦労している人もいまだ多い現状があります。
これらは正しい情報を得て、認知症を理解することにより解決できます。
逆に、あまり必要のない多くの情報は、何をどのように信用していけばわからなくなり混乱します。
介護者は今一番必要な情報が何かを、整理する必要があるのです。
そうした問題を解決するためには、まず、地域にある認知症相談室や地域包括支援センター、同じ問題を抱えている「家族の会」などがないかを知ることです。
介護体験のある人達の同じ悩みや話は、どんな資料を読むよりも貴重な情報となります。
また、時には近くの施設を訪問して、介護職員と話をしたり、いろいろな意見を取り入れて介護を試みることも必要です。コーヒー飲み、菓子を食べながら雑談することにより、仲間意識を持ち、お互いが助け合い、介護の仕方の情報を得ることもとても重要なことです。
今後は家庭で利用できる補助器具や、設備について記載していきます。
(認知症ねっと管理人より)
認知症介護の悩みを抱えていらっしゃる方は、ぜひ「認知症相談室」をご利用下さい
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