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認知症の症状・病状・メカニズム
2. 認知症になったら

「認知症」とは、「一旦発達した知能が、何らかの原因により脳が破壊され、再び持続的に低下した状態」です。「認知症」には下記のような特徴があります。

(1) 認知機能の障害

  • 記憶力が悪くなり新しいことが覚えられない(記銘力障害)
  • 以前の経験が思い出せない(健忘)
  • 計算ができなくなる(計算障害)
  • 判断を間違う(判断障害)

と考えてください。これらの認知機能の障害により日常生活でいろいろな失敗を起こすようになります。

(2) 器質性変化
肉眼や顕微鏡などで目で見えるような病変があることを言います。

(3) 慢性脳症候群
脳が慢性にゆっくりと破壊されていく状態を言います。

交通事故で頭を打って損傷したり、細菌やウィルスで急激に脳が破壊されたような場合の急性脳症候群は時間の経過とともに改善していくのが一般的ですが、改善した後に認知症となることもあります。外傷性認知症や日本脳炎の後の認知症も存在します。

(4) 固定的、不可逆性
「認知症」は基本的に改善したり治癒することはありませんので、症状が固定的、もしくは元に戻らない不可逆性の状態ということになります。

脳血管性要因、・萎縮性要因、・脳脊髄駅循環障害要因、・その他(感染症、頭部外傷など)があります。
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認知症は記憶障害を中心とした認知機能障害=中核症状です。
中核症状は、見当識障害や判断力の障害や物忘れなどの基本症状があります。
その基本症状が背景にあって出てくる不安感やその不安によって起こる行動として徘徊など周辺症状があります。

このことをBPSD(Behavioral and psychological symptoms of dementia)=「認知症に伴う行動障害と精神症状」と言われています。

行動障害には攻撃性、大声、不穏、焦燥性興奮、徘徊、不適切な行動、性的脱抑制、収集癖、暴言、弄便、つきまといなどがあり、「心理学的な症状」には幻覚、妄想、せん妄、不安、抑うつ、意欲障害などがあります。

これらの不安定状態は 介護する側の不適切なケアや環境等が起因している場合があります。性格や生活環境対人関係等により現れる内容や症状も異なります。、認知症の高齢者は あえて問題ある行動をとっているわけではなく、そうせざるを得ない精神的な根拠があり行動している事を介護側も承知して関わることがとても大切です。


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