認知症の疾患により 治療可能なもの、予防が重要なもの、治療不可能なものがあります。
治療可能な認知症
外科的疾患:慢性硬膜下血腫・脳腫瘍・正常圧水頭症
内科的疾患:甲状腺機能低下症、代謝性疾患:ビタミン欠乏症、感染・炎症性疾患:脳炎、髄膜炎
予防可能な認知症
脳血管性認知症の治療などの薬物があります。これらの薬物療法は多種類の薬を長期・漫然と使うので
主な認知症の治療法は下記のとおりです。
脳血管性認知症は大脳の髄質に小さな脳梗塞ないし脳出血が多発する病気ですから、脳梗塞や脳出血への治療が認知症の治療にも結びつきます。
- 脳血管性認知症に極めて有効といえる薬物はまだ開発されていませんが、幾分かは有効と思われる脳血流改善薬、脳血管拡張薬、脳代謝賦活薬などの薬物があります。これらの薬物治療は多種類の薬を長期・漫然と使うのでなく、一種類ずつ使用しその効果を評価しながら使用されます。
- 脳梗塞や脳出血の原因には必ず脳の動脈硬化や高血圧が存在します。さらに、動脈硬化や高血圧の裏には、高脂血症、糖尿病、心臓病、腎臓病などのいわゆる成人病ないし生活習慣病があります。
脳血管性認知症の予防には、成人病ないし生活習慣病の予防同様にバランスの取れた食生活、適度の運動、肥満予防、飲酒や喫煙の抑制、精神的ストレスの緩和などが重要です。
- 脳血管性認知症では、一過性脳虚血発作が予兆として現れます。これらに対する薬物としては、抗血小板剤や凝固予防薬が用いられます。
また、脱水は血液を濃縮させますから、水分を多い目に摂取することも、脳梗塞発生を予防し梗塞性認知症の発生や悪化の予防になります。
MRI検査法が開発されてからは数ミリ単位の小さな脳梗塞巣なども発見できるようになっています。CTやMRIにより皮質化病変を検出することに加え、SPECT・PETをもちいて 大脳皮質の血流・代謝がわかるようになっています。
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