さまざまな病気が「治る認知症」の原因になります。そのなかでもっとも多いのがせん妄で、夜中に突然起きておかしな行動をとります。
しかし翌朝はそのことをまったく覚えていません。このせん妄の原因として多く見られるのが脱水症です。高齢者は、喉がかわいても、水を飲むと身体によくないとか、おしっこが近くなるからといって水分をとらないことが多くなります。水分をちゃんと補充するだけでせん妄が改善され、それに伴う認知症に似た症状が改善されます。
また、高血圧や心臓病、糖尿病などで血圧が急に上昇したり、血糖値が高くなると、脳が急激に侵襲されるためにせん妄を来し、認知症の症状になったりします。 さらに、高齢者の多くは薬物を服用している場合があり、幻覚や妄想、興奮、不安や奇妙な行動が出現した場合は、薬の副作用を考えます。
このような身体疾患の悪化や薬の副作用により出現した認知症に似た症状は、原因を早期に見極め対策をたてれば症状は改善されます。早期に専門医に相談をしてください。 |