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周辺症状(BPSD)について
1996年国際老年精神医学会の「認知症の行動障害に関する国際会議」で検討がなされ「認知症の行動・心理症状Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia BPSD 」と呼ぶことで合意されました。
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行動として現れる行動症状、実際の会話の中で明らかになる心理症状を問題行動、行動障害の代りに「認知症の行動・心理症状」単に行動・心理症状と呼んでいます。
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無目的に歩き回る行動ですが、実際は何らかの理由が存在することが多いです。
自分の住んでいる場所が自分の家であることがわからなくなり、生まれた家や転居前の居宅など以前住んでいた家が本当の住まいだと思い探し歩いたり、物を置いた場所を忘れたり、トイレの場所がわからなくなり探して歩き回ったりします。
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加齢や障害により、排尿については排尿反射や尿意なども鈍くなり、尿意を感じても、括約筋低下のため「がまん」するのも困難になります。
また尿意を感じなくなることもあり失禁してしまいます。排便は排便反射が低下していると便意を催すチャンスも逃しがちで、また括約筋低下とともに、がまんできず便失禁が起こってしまうことがあります。
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不眠には、寝付けない、途中で何度も眼が覚めてその後眠れないといった症状ですが、認知症の進行に伴い睡眠覚醒リズムが分断され、1日のうちにも居眠りや夜間の覚醒が頻繁にみられ、睡眠・覚醒の正常なリズムが崩壊します。
またアルツハイマー型認知症においては夜間睡眠の分断とレム睡眠の低下が特徴とされています。(レム睡眠―浅い眠り)
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「家に帰りたい」という願望です。病院や施設などで「家に帰りたい」と言って電話をしたり、自分の荷物をもってエレベーターや玄関を出て行こうとします。
そして座って迎えの人を待ったりします。この行為は在宅でも起こり「家に帰る」という認知症の人は案外多く、「家」はさまざまで昔、自分が育った家だったり、安心できる居場所だったりします。
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原因の多くは身体疾患によるものが多く、認知症高齢者は、自ら身体の不調を訴えないため、普段の食事の摂取量から比較して突然量が低下した場合、急性期の疾患を考える必要があります。
また精神的な原因で食事を拒否する拒食の場合の多くは家族から見捨てられる不安や環境の変化などの心的要因が多いです。
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異食は中度から高度の認知症にみられますが、異食の前段階においては、廊下や家の中を徘徊している途中で、周辺に落ちているものを拾っては集める行為からそれを食べ物と誤認して口に入れる行為につながっていくと推測されます。
普通には食さないもの。たとえば便、ごみ、砂、毛髪、紙や布なども口にするということが見受けられます。 |
現実にはない出来事・事がらを間違った判断で思い込んでしまうことを妄想といいます。
初期の認知症高齢者によくみられ、突然「私の財布がなくなった。あなたが盗ったんでしょう」などと平気で人を傷つける言葉をいったりします。対象となる人は本人にとって一番身近な人が攻撃の的になることが多く、対象となる人に精神的なストレスを与えます。
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お風呂に入るのをいやがる、洋服を着替えるのをいやがる、おむつ交換や下着を交換するのをいやがるなど日常生活動作を行ううえでのケアに対する拒否行為を言います。
とくに身体接触の多いケア、つまり清潔や排泄に関するケアに対しての拒否が多く見受けられます。やり方がわからない記憶障害や面倒くさい、裸になりたくないなどが考えられます。
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自分のなかの感情をコントロールできないことによっておこる症状です。
本人がしようとすることを途中で止めたり、注意をしたりした時、また何かの刺激で興奮してしまった時に現れます。暴言や暴力、大きな声の威嚇などが具体的な症状になります。また幻覚や妄想からおこる場合もあります。
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