いわゆるグループホームと言われるものです。
介護保険制度上は在宅サービスに位置付けられていますが、実質的には認知症高齢者専用の共同生活施設です。認知症高齢者は在宅での生活が困難な場合が多く、介護者の負担も大きなものとなります。特にアルツハイマー型認知症の高齢者は一人でいると不安が増大し、行動障害へ発展していくことも多くあります。そこで、先進国スウェーデンでの事例を取り入れて始まったのがグループホームです。
グループホームは1ユニット5〜9人の施設で、そのなかでスタッフとともに共同生活を行っています。自立支援型介護が基本であり、掃除や洗濯等は高齢者自身も作業をしながら、少人数のなかでなじみの環境を作り生活する場であり、残された機能を存分に使うことで、精神的にも落ち着きを取り戻し、認知症の進行を遅らせる効果があると言われています。
事業主体は介護保険制度施行後多様な形態をとっており、個人から企業、社会福祉法人や医療法人などさまざまなところが取り組んでいます。
施設は小規模なものが多く、なかには一軒家を改造して利用しているところもあります。あくまでも在宅に近い状況を作り上げることが、認知症高齢者にとって落ち着きのあるなじみの場を提供することになります。
対象者は認知症高齢者で、概ね自立して共同生活が営める方ということになり、重度や寝たきりの高齢者への対応は今後の課題となっています。
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