お問い合わせ
認知症相談室 認知症の基礎知識 認知症のケア 介護コラム 介護ニュース 施設の事例 リンク
トップ > 認知症のケア > 認知症の症状別の具体的ケア > 1. 認知症の症状別の具体的ケア(2)


認知症のケア 認知症高齢者の介護に関する情報はこちら
認知症ケアの基本
認知症の症状別の具体的ケア
1.認知症の症状別の具体的ケア
2.介護用品のご紹介
病院にかかる
地域との関わり
介護に幾らかかるの
施設の種類
高齢者の財産管理
ごあいさつ

認知症の症状別の具体的ケア
1. 認知症の症状別の具体的ケア


食べない
食欲のむらはとくにめだった原因がなく、その食事内容の好みやその日の気分によっては自然なことです。

しかし日頃から摂取量を把握していて、それから大きく違うときは、急性の病気の場合や隠された慢性の身体疾患(消化器疾患)の場合の可能性を考え、医師の診断を受けます。

また服薬中の薬物によっても食欲が損なわれることもあります。 食事前に居眠りをしていて、十分目覚めないうちに食事になったり、意識障害があれば食欲や食物への反応が起きにくいです。食事時間の少し前には起きていることも必要です。

認知症になると食べ物への関心や意識がうすれ、積極的に食べようとしない場合も多く、いつまでも食べ物に手をつけなかったり、途中で食器や食べ物で遊ぶようになるときは、はげましの言葉がけや、時間をかけた介助が必要です。

前のページへ戻る  このページの先頭へ

異食
異食として糞食を目撃すると動転しがちです。しかしそのような態度に、本人も呼応するかのように困惑・興奮しがちになります。

そうなると窒息や誤嚥の危険性も出てくるために、冷静な対処が求められます。そして、たとえばジュースや水などの道具をもって本人に近づき、穏やかに話しかけ、それを用いて口腔内をゆすいだり内容物を吐かせる必要があります。

なお、たばこや洗剤、漂白剤などを飲み込んでしまった場合の基本的な対応方法は、牛乳や微温湯を用いてできるだけ早期に吐かせることです。また病院まで移送する間は、仰臥位でなく左側臥位にして吐きやすい姿勢をとらせることが望まれます。

異食の予防の基本は、こうしたものを本人の行動範囲から取り除くことが大切です。

前のページへ戻る  このページの先頭へ

物盗られ妄想
認知症の初期にはささいなことから身近な人間に対し被害的な感情や嫉妬の感情などが生じることが多くなります。

例えば「お金を盗まれた」との対応には、相手が認知症であることを自分に言い聞かせ一緒に探すようにすると、見つかる見つからないに関わらず、「自分に関わってくれているんだ」ということで安心し介護者を信頼します。

探した人が見つけると、「盗んでこっそり隠してた」と疑われるので、必ず本人と一緒に探します。見つかったら「よかったですね」といって責めないでください。

そのうちに物盗られ妄想はしだいに和らいでいきます。どうしても物盗られ妄想に固守する時は「ちょっと待っていてくださいね」と一言声をかけて、いったんその場を離れ、少しの間静観してみたり、話題を変えたりします。

前のページへ戻る  このページの先頭へ

ケアの拒否
日常活動動作の中の拒否で、お風呂に入るのいやがる場合、「お風呂に入らないと汚いから」といって、無理に服を脱がせてお風呂に入れがちですが、本人は「服を脱ぎたくない。恥ずかしいし、はだかになるのが怖い」「お湯がいっぱい入っていて、湯ぶねが怖い。滑ったらどうしよう」などと思っています。

入浴が<服を脱ぐ、湯につかる、からだを洗う、からだをふく、服を着る>というたくさんの動作が必要なために、かなりの集中力が要求されること、一連の行為をすることでくたびれてしまうので、風呂嫌いになることが考えられます。

それと、自分が汚れていることに無頓着になってきているのです。 はだかになるのを嫌がるなら、下着のまま入ってもらう方法があります。シャワーやお湯をかけると、下着を脱ぐ気になることも多く、無理強いはしないことです。 お湯を怖がるときは、湯ぶねには少なめにお湯をいれます。

また浴室の中に手すりをつけたり、滑り止めのマットや椅子などで安全な環境にすることも大切です。認知症の人のお風呂は時間も手間もかかるので、介護者に時間やゆとりがあると、案外スムーズにいきます。

前のページへ戻る  このページの先頭へ

暴言・暴力行為
突然、興奮して、手を振り上げて家族をたたいたり、どなったりします。認知症の中期にみられる行為です。

このようなとき家族は、「何をするのか」と怒ったり、家族が集まってきて「ひどいじゃないですか」と非難したりします。また暴力がひどいときは、力で押え込んだりします。

しかし本人には「いきなり黙ってからだにさわるから、びっくりしたから怒ったんだ」「やりたくないことを無理にさせるなんて、ひどいからたたいたんだ」「そこをさわると痛いんだ」というように理由があります。 家族が力で押え込もうとすると、暴力はエスカレートすることが多いようです。

まず家族が落ち着いて、暴力の原因を考えてみましょう。何の言葉もかけないで介護行為をするなど、相手の自尊心を傷つけるような行為をしていないか考えてみましょう。相手の意思を無視して、強引なことをやっていないかを落ち着いてきたら、本人とゆっくり話をしてみましょう。また骨折や湿疹ができていて、そこをさわったので痛くて暴力をふるうこともありますから、原因を突き止めて対処することが大切です。

前のページへ戻る  このページの先頭へ

[ トップ | 認知症相談室 | 認知症の基礎知識 | 認知症のケア | 介護コラム | 介護ニュース | 施設の事例 | リンク ] サイトマップ
認知症ねっとの記事・写真・カット等の著作権は、認知症ねっとに帰属してます。当サイトに掲載されている情報は、著作権者に無断で転載・複製等を行うことはできません。Copyright (C) Ninchisho.net.All rights reserved.